では、前回の続きで、卵はどのようにして赤ちゃんになるのでしょうか?
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答え
お母さんのお腹の中を泳いでいた卵は、およそ100個の小さな細胞の集まりになると、
ようやく子宮という赤ちゃんのベットにたどりつき、
そこで、まずはじめにお尻の穴のもとができます。
それから、内臓、骨や脳、皮膚、心臓、目、耳、手や足などのもとがどんどんできていきます。
このとき、それぞれの細胞全体が、人間になるための同じ設計図をもっています。
しかし、この時期になると、全体の中で自分がどの場所にいるかによって、
「ぼくは足になるよ」「ぼくは脳になるよ」というふうに、設計図の決まったページだけを使って、
自分からそれぞれの体の部分に分かれていくのです。
一つ一つの細胞は、自分がどこの場所にいるのか、
体のどの部分になるのかをちゃんと知っていて、
自分の役割をしっかりと果たすのです。
また、細胞は増えるだけではありません。
例えば、指は、はじめは、水かきがついたしゃもじのような形をしています。
この水かきの細胞は、そのうちに、自分から新死んでいきます。
そうすることではじめて、五本の指ができるのです。
このように、細胞の中には、はじめから死ぬ役割をもったものもあるのです。
このような細胞は、他の体の部分を作るときにも多く見られます。
死ぬという役割は、人間の体を作るために、とても大切な役割なのです。
こうして、たった一つの細胞だった卵は、およそ38週(266日ぐらい)たつとようやく、
一人の赤ちゃんとしてお母さんのお腹から産まれてくることができるのです。
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